第13回:クリニック向け電子カルテ業者一覧

電子カルテ業者一覧

今年参加した、「東京都医師会医療情報検討委員会の医療IT委員会答申」における、電子カルテ利用状況リサーチ(https://www.tokyo.med.or.jp/2936)では、電子カルテを使用している医療機関は42.5%(2年前は36.4%)とやや増加してはいるものの未だ4割強にとどまっている。

一方で、近年の開業医の9割以上は電子カルテを導入していることから、この42.5%という数字は昔から紙カルテを使用している医療機関が電子カルテに移行していないことによるものと考えられる(別に電子カルテが良いと言っているわけではない)。


電子カルテには、データ保存方式において、ローカル型とクラウド型の大きく2つがある(そんなの知ってるよと思われる方がほとんどだと思いますが)。

  • ローカル型:診療データを院内のサーバに保存するタイプの電子カルテ
  • クラウド型:診療データを外部サーバに保存するタイプの電子カルテ

電子カルテを搭載しているパソコンがインターネットにつながるか否かは、データの保存形式とは別の話なので分けて考える必要がある。
クラウド型の電子カルテの場合、データを保持している外部サーバにアクセスするにはインターネットが必要なので、必然的にインターネットへのアクセス可能とセットになる。
一方で、ローカル型の電子カルテは、データにアクセスするにはインターネットが必要ではない。つまりカルテ業務を遂行する上でインターネットにつながる必要はない。しかし、別にインターネットにアクセスできても良い(セキュリティーが担保されれば)。


よく巷で言われるセキュリティーが侵される例は、例えば医師がインターネットにアクセスできる電子カルテでメールを開いた際にウイルスソフトが紛れ込んでいることに気づかず、そこから電子カルテ端末にウイルスが侵入するなどが挙げられる。

ここから先は電子カルテベンダーの考え方にもよるが、ローカル型の電子カルテでネットにつながることを許可している電子カルテもある(ユヤマ、EMシステムズなど)。

もちろんセキュリティーの観点から電子カルテ搭載のPCではそもそもネットにアクセス不可としている電子カルテメーカーもある(その場合がほとんど)

 

電子カルテのタイプの内訳(5147診療所の回答)は
  • ネットを利用できないローカル型の電子カルテ利用が、58.1%
  • ネットを利用できるローカル型の電子カルテ利用が、32.6%
  • クラウド型電子カルテが、6.5%

と、まだまだローカルの電子カルテが90%以上でほとんどを占めている。

主な電子カルテメーカーは、
ローカル型は

クラウド型は

である。今後、各々の電子カルテの比較について取り組んでいきたいと思う。

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